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探しはじめで迷う人必見!5つのポイントと事前に決めておくコツ

テナント豆知識

俣野 絵未

筆者 俣野 絵未

不動産キャリア4年

明るく元気がモットーです!


事業用の物件を探しはじめるとき、何から始めれば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。

場所や広さ、費用など重要なポイントが多いため、事前にしっかりと準備することが後悔のないテナント選びに繋がります。


この記事では、失敗しないために事前に決めておきたい5つの大切なポイントについて、分かりやすく解説いたします。

いま物件探しを検討中の方はぜひ参考にしてください。

希望条件の整理と優先順位を明確にする

テナントを探しはじめる際は、まず希望条件を整理し、優先順位をはっきりさせることが非常に重要です。


不動産検索では、立地・賃料・広さ・設備など多数の条件が絡み合うため、事業とのミスマッチを避け、効率よく探すための第一歩となります。

どんなお店を出したいのか(ターゲット・コンセプト)、そのビジネスに必要な広さや設備、集客しやすい立地などを明確にすることが、探す物件の精度を高める鍵です。


これは実際の専門サイトでも、店舗開業前に「誰に・どこで・どんな店を出すか」を明確にすることが大切とされています。


次に、希望条件は「絶対譲れない条件」「重要だけど妥協可能な条件」「あれば嬉しい条件」といった形で分類し、優先順位をつけましょう。

たとえば賃料上限や最低限の広さなどは譲れない条件とし、それ以外は余地を残すと、選択肢の幅が広がり効率が向上します。これは賃貸探しの分野でも一般的に推奨されている考え方です。


以下は、優先順位づけの基本的な手順を示した表です。項目を整理して、自分の事業プランやライフスタイルに合う優先順位をつけやすくなります。

段階 内容
必須条件 絶対に譲れない条件 賃料上限、面積など
重要条件 できれば満たしたいが妥協可能 駅近、設備の指定
プラス条件 あれば嬉しい程度の希望 インテリアの自由度、眺望など

まずは条件を書き出し、分類した上で、今の事業計画や予算と照らし合わせ、優先順位を決めましょう。

たとえば先々の拡大や変更を見据えるなら今は重要でも後で妥協可能な条件を明確にしておくなど、時間軸も意識すると整理しやすくなります。


予算と事業計画を踏まえた資金設計の重要性

テナント探しを成功させるためには、希望条件の整理に並んで「資金設計」が欠かせません。

とくに初期費用と運転資金の把握は、事業を無理なく進める重要な柱になります。


まず、毎月の家賃を無理なく払えるかどうかを判断するには、売上に対する賃料の割合の目安を持つことが大切です。

一般的には、家賃は月商の8~10%以内に抑えるのが理想です。

例えば、月商が100万円なら家賃は8~10万円程度が妥当な範囲だとされています。

これにより、家賃が過大な負担とならず、経営が安定しやすくなります。


次に、初期費用の総額を正確に把握しましょう。

事業用テナントでは、初期費用が家賃の10~20倍に達することも珍しくありません。内訳としては、
‒ 保証金(敷金):家賃の3~10ヶ月分
‒ 礼金:家賃の1~2ヶ月分
‒ 仲介手数料:家賃の1ヶ月分+消費税
‒ 前家賃:1~2ヶ月分
‒ 保証会社利用料:家賃+共益費の80~120%などが代表的です。
これらを総合すると、数百万円規模の出費となることもあるため、事前にしっかりと見通しを立てましょう。


さらに、初期費用だけではなく、開業後の運転資金も含めた資金設計が重要です。


開業直後の売上は安定しづらいため、家賃や人件費、光熱費など固定費を賄えるだけの余裕資金を、少なくとも3か月分は確保しておくと安心です。


こうした資金計画を支えるのが、事業計画書です。事業内容・目標・収支計画・資金調達計画を整理することで、金融機関からの融資や補助金の活用もスムーズになります。

また、自分自身の経営の道しるべにもなりますので、早い段階から作成しておくことが成功への近道です。

項目内容の例ポイント
家賃の目安 月商の8~10%以内 無理なく賃料負担を抑える
初期費用 家賃の10~20倍程度 保証金や礼金など含めて見込む
運転資金 固定費3か月分以上 開業後の資金繰りに備える

内見と比較検討で現地の実態をつかむ

実際に複数の物件を内見することは、図面や写真ではわからない現場の雰囲気や使い勝手を把握する上で非常に重要です。

たとえば採光や風通し、騒音、通路の広さなどは、現地でしか得られない生の情報です。


また、インターネット上の写真では実際より広く見えることもあり、内見によって誤った印象を防ぐことができます。

専門家からは、内見件数が多いほど購入後の満足度が高まる傾向が指摘されています。


内見時には以下のような具体的な確認ポイントを持参のメモや写真で記録しましょう。

これにより、どの物件が自分の希望により合致しているかを比較しやすくなります。

特に設備の状態や近隣の施設の利便性などは、写真だけでは判断しにくく、現地での確認が不可欠です。

確認項目チェック内容おすすめの記録方法
設備の動作蛇口の水量、窓やドアの開閉、コンセント位置写真+メモ
周辺環境駅からの道のり、スーパーや駐車場の位置、騒音歩いて確認+音の印象を音声メモするのも有効
室内の印象採光・風通し・クロス・床の状態全体写真と細部写真・感想をまとめたメモ

そして、内見中は「一日の生活の流れを想像しながら動線を確認する」「重要な気づきはできるだけその場でメモする」「複数の物件を同じ視点で比較する」ことが、後で冷静に判断するためのポイントとなります。

その結果、ご自身の希望にもっとも近い物件を見極めやすくなります。

未公開情報や現地調査を活用して早期発見につなげる

未公開(非公開)物件とは、インターネットや一般的な広告媒体には掲載されておらず、不動産会社の内部ネットワークや限られた関係者の間でのみ流通する物件を指します。

これらの物件は、競争が少なく、好条件のものも多いため、テナント探しにおいて非常に有利な選択肢となります。

方法具体的なアクション期待できる効果
不動産会社との関係構築地域に根ざした事業用に強い不動産会社に複数回訪問し、希望条件を伝え、定期的に連絡を続ける未公開物件の情報を優先的に共有してもらえる可能性が高まる
自治体・商工会議所・知人への情報収集自治体の空き店舗バンクや商工会議所の支援制度、業界や地域の知人に尋ねるネット上に出ていない地元ならではの情報や開業支援制度にもアクセスできる
現地での能動的調査気になるエリアを実際に歩き、空き看板や「空店舗」の表示、掲示板などを確認し、管理会社やオーナーに直接問い合わせるサイトには載っていない情報を発見し、他に先んじてアプローチできる

まず、不動産会社とは信頼関係を築くことが鍵です。

特に地域に詳しく、事業用に強い不動産会社に訪問し、具体的な希望内容を伝え、定期的に折に触れて連絡を取っておくことで、未公開物件の情報を早く入手できるようになります(例:一般公開されていない貸店舗や貸事務所など)。


また、自治体や商工会議所が運営する「空き店舗バンク」などの制度は、ネットには出ない地元限定の情報源です。

こうした公的機関や地域の知人とのネットワークを活用することで、未公開物件や支援制度に出会う機会が広がります。


さらに、現地を歩いて調査する「能動的な行動」も効果的です。


たとえば、「貸店舗」の貼り紙や空きテナントの表示、空室案内看板などに気づいたら、すぐにオーナーや管理会社に連絡することで、未公開の情報を得るチャンスとなります。

こうした地道な調査により、市場に出る前に有力候補にアプローチできる可能性が高まります。


このように、未公開情報や現地調査を組み合わせた多角的なアプローチは、早期発見につながり、他の検討者に先んじて希望のテナント物件に出会える可能性を高めます。

まとめ

事業用のテナント探しにおいては、事前準備が成功の大きな鍵となります。

まずは希望条件を明確にし、譲れない点と妥協できる点を整理しましょう。

次に、無理のない資金計画を立てることで、安心して探し続けられます。


内見と実地確認によって、現地の雰囲気や設備を自分の目で確かめることも大切です。

加えて、未公開情報や現地調査を積極的に活用すると、より最適な物件に巡り合う可能性が高まります。

焦らず、一つ一つのステップを着実に進めてください。

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