
なぜ医療モールが増えているのか気になる方必見!大阪や京都の現状や選び方も紹介
こんにちは!ムカイエンタープライズの射場です(o^―^o)
ここ数年、大阪や京都をはじめ多くの都市で「医療モール」が次々と増えています。
なぜ今、医療モールが選ばれているのでしょうか。
医療サービスを一か所で受けられる便利さや、開業を目指す医師へのメリットが注目されています。
この記事では、医療モールが増加する背景やその役割、患者や医師にとっての利点、さらに大阪と京都で医療モールを選ぶ際のポイントまで、分かりやすく解説します。これからの医療施設選びの参考に、ぜひご覧ください。
医療モールが増加している背景(全国と大都市圏の傾向)
まず、全国的には、医療モールの数が着実に増加していることが確認されています。
2019年度から2025年5月までの間で、医療モールそのものは約442件(17.7%)、診療所数は約1,891件(20.2%)、薬局数は約592件(31.7%)増加しており、全体として機能や施設が構造的に充実している状況です。
特に薬局の増加率が他を大きく上回っており、医療モールの利便性が向上している傾向が読み取れます。
さらに、医療モールは全国でバランス良く広がっているわけではなく、都市部への偏在が顕著です。全体の77.1%が、東京都や神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県といった地域に集中しており、都市圏への集積傾向が明らかになっています。
このような全国的な傾向の中でも、大阪府では、人口10万人あたりの医療モール数が特に顕著に増加しています。
全国平均では0.36件の増加にとどまるところ、東京都や大阪府では1件以上増加し、都市圏における医療モールの集積が際立っています。一方で、京都府は微増にとどまっており、地方と都市部の間で増加率の差が拡大している傾向があります。
以下に、全国・大阪・京都の状況をまとめた表を示します。
| 地域 | 2019年度→2025年5月の増加率 | 人口10万人あたりの増加傾向 |
|---|---|---|
| 全国 | 医療モール数+17.7%、診療所数+20.2%、薬局数+31.7% | 全国平均で+0.36件 |
| 大阪府 | 都市部集中に伴い、特に増加 | +1件以上と顕著な増加傾向 |
| 京都府 | 全国増加の傾向にはあるが、緩やか | 他府県に比べ微増に留まる |
医療モールが注目される社会的背景(高齢化・医療費・地域包括ケア)
日本では高齢化が急速に進み、それに伴って医療費も年々増大しています。
平成27年度の医療費は約41兆5千億円と過去最多を更新し、高齢者(65歳以上)の医療費が国民医療費の約6割を占めています。こうした高齢化と医療費高騰により、効率的かつ包括的な医療提供体制への転換が求められています。
その一環として、地域包括ケアシステムが構築されつつあります。
これは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、医療・介護・住まい・生活支援を一体的に提供する仕組みです。医療機関は在宅医療を含めた多職種連携の拠点として重要な役割を果たし、地域の安心につながります。
こうした背景から、都市部では高齢者人口の増加と医師の増加が同時に進行しています。
都市部においては、専門性の高い医師の連携が期待される一方で、利便性の高い医療拠点の整備が喫緊の課題です。
医療モールは、複数診療科や薬局、多職種が一体となることで、多様な医療・生活ニーズに対応できる構造として注目されています。
以下は、社会的背景と医療モールの対応をまとめた表です。
| 社会的背景 | 医療モールの意義 |
|---|---|
| 高齢化による医療費増大 | 複数診療科を集約し効率的な医療提供 |
| 地域包括ケア推進 | 在宅医療や多職種連携の拠点 |
| 都市部の高齢者増と医師過剰 | アクセス向上と専門医の協働体 |
医療モールの利便性と機能的メリット(患者の視点・医師の視点)
医療モールには、患者さまと医師の双方にとって大きな利便性と機能的なメリットがあります。
まず、患者さまにとっては、内科・小児科・整形外科など複数の診療科が一か所に集まっているため、複数科の受診を効率よく受けられる点が魅力です。
通院の手間や時間を大幅に軽減できるほか、例えば持病がある方や高齢の方でも一箇所で診療が完結することで、移動負担が軽くなります 。
次に、医師の視点から見たメリットとして、まず集患力の向上が挙げられます。
医療モール開業は地域にとって注目されるイベントとなり、クリニックの認知度が高まるほか、健康相談会やセミナーなどの共同集患施策が可能となります 。
また、コストの面でも有利です。開業支援を受けることで資金計画から資金調達までをサポートしてもらえるため、融資を受けやすくなり、資金負担が軽減されます 。
さらに、医師同士の連携が図れる点も見逃せません。
モール内では診療科が異なる医師同士で患者さまを紹介しあったり、情報共有ができるグループ診療の形態が可能となり、診療の質を高めながら医師の精神的負担も軽減されます 。
こうした利点に加えて、調剤薬局の併設による構造的な充実化も進行しています。
統計レポートによると、2019年度から2025年5月にかけて、医療モール内の薬局数は全国で31.7%増加し、診療所数の増加を上回る伸びを示しています。
これは、医療モールが診療だけでなく薬局を含めた多機能施設として、より構造的に豊かになっていることを示しています 。
以下に、患者さまと医師の視点別にまとめた利便性・機能メリットを表形式で示します。
| 視点 | 主なメリット | 具体的な内容 |
|---|---|---|
| 患者さま | 受診の利便性向上 | 複数の診療科を一か所で受診でき、移動と時間の負担が減る |
| 医師 | 集患・費用支援 | 認知度向上や開業支援による資金計画・調達の負担軽減 |
| 医師 | 連携・診療質向上 | モール内で患者紹介や情報共有が可能で、診療の質と安心感が高まる |
| 施設全体 | 構造的充実化 | 薬局数の増加により診療から調剤まで一体的なサービス提供が可能 |
大阪・京都で医療モールを選ぶ際の視点
大阪府では、医療モールが比較的短期間に増加しやすい都市圏であるという実態があります。
人口10万人あたりの医療モール数は2019年度から2025年5月までの間に「1件以上」の増加が見られ、都市部における医療モール集積の加速が鮮明です。
これは、医院が多く集まるエリアや鉄道駅に近い立地が、患者にとっての利便性を高める要素として重要視されていることを示しています。
一方、京都府では同期間における医療モール数の増加は「微増に留まる」状況です。
地域特性として都市部と比べて診療所の集積が緩やかであることから、物件選びにあたっては立地に加えて地域の特性や将来の患者層の変化を見据えた検討が求められます。
さらには、医療モールの将来性を見据えた視点も重要です。
2019年度から2025年5月までの間に、薬局数は592件(31.7%)増加しており、医療モールの「構造的充実化」が進行しています。単に立地だけでなく、薬局併設や共用設備、今後の地域医療ニーズに対応できる柔軟性があるかどうかも選定の重要な観点となります。
以下は、大阪・京都における医療モール選びにおいて意識したい観点を表でまとめたものです。
| 観点 | 大阪における注目点 | 京都における注目点 |
|---|---|---|
| 立地 | 医院密集エリアや鉄道駅から徒歩5分以内が多い | 診療所集積が緩やかな地域特性を踏まえた立地選び |
| 地域性の配慮 | 都市部の競争環境と需要増に対応 | 将来的な高齢化や地域医療の変化を視野に入れた地域特性対応 |
| 将来的な構造充実性 | 薬局併設の増加傾向がある地域を選定 | 今後の地域ニーズに柔軟に対応可能な施設構成や設備があるか |
これらの視点を組み合わせることで、大阪・京都それぞれの地域性に応じた、将来にも対応できる医療モール選びが可能になります。
まとめ
日本では医療モールが堅調に増加しており、2019年から2025年5月にかけて全体で442件、診療所数で1891件、薬局数では592件の増加が確認されています。
このことから、医療モールは内容的にも構造的にも充実しつつあるといえます。
都市部への集中傾向も強まり、大阪府では人口十万人あたりの医療モール数が1件以上増加し、京都府では微増に留まっているという地域差が見られます。
また、鉄道駅から徒歩五分以内のアクセス良好な立地が多い一方で、京都では公共交通が不便なモールも存在し、立地選びには注意が必要です。
